整体は骨や関節、筋肉などの痛みやコリを解消するために行います。
整体には「自然治癒力を高める」役割があり、「治療」とは全く別の施術です。
例えば、肩こりで悩んでいる患者様に対して、骨盤矯正を行うことがあります。
患者様が悩んでいるのは肩コリの痛みですが、その原因は骨盤の可能性があるからです。
体はどこかが歪んでしまうと、特定の場所に不自然な負荷がかかります。
骨盤が歪んでいると背骨に悪影響を及ぼすので、それが原因で肩のコリや痛みが発症します。
このように痛みの原因を解明していき、1人1人に合わせた施術を行うのが整体です。
体の歪みを整えることによって不調を発生させないようにし、「予防する」という考えが整体の特徴です。

整体には、その他にも「自然治癒力を向上させる」という役割があります。
体が歪んでいるせいで血流やリンパの流れが悪くなると、体内の循環器系の働きも悪くなってしまい、やがては体が「不調」を感じるようになります。
しかし、歪みを整えて血流やリンパの流れを良くすると、このような不調は発生しにくくなります。
体全体の働きを活性化させることによって免疫力は高くなるので、自然治癒力の向上が期待できます。

東洋医学では、病気ではないが体に不調が生じている状態のことを「未病」と言います。
未病とは、「病気になる一歩手前」の状態です。
病気ではありませんが、放っておくと症状がどんどん悪化していく可能性があります。
整体にはこれらの症状を徐々に和らげていき、健康へ導く目的があります。
未病に該当するものは、下記の症状が代表的な例です。